鍵バカ日誌　第三話

例えば、新築引き渡しのときに厨房、風呂等の説明はあってもまず錠前の説明書は受け取らないのではないのでしょうか？トラブル事が少ないか施工費の問題なのかお客様にとってもものすごく大事な役目を担う割になおざりにされているように思います。乱雑に取り扱われがちな所もメーカーとすれば相当なテストを繰り返しの商品化だと思います。電話での修理、交換依頼でのご訪問ではありますが、あまりにも放置されている状態を見るにつけ錠前が可哀想になります。

半年いや一年に一回でもスプレー式の油をさしてやればどんなに痛めることなく長持ちするだろうと思います。しかしながら、その油をこともあろうにキーシリンダーの中にさしてしまう方もおられます。シリンダー内は極小部品が小さなバネで作動しています。僅かなゴミ、ホコリ、金属疲労の破片等でたちまち不具合が生じます。

シリンダー内には専用の潤滑剤をお勧めします。

または、鉛筆の濃い芯（Bとか２B）を粉にした物が良いです。我々はいつも専用の潤滑剤を必ず持ち歩いています。

堅かったカギが、嘘のように軽く回り出します。お客様がスムーズな使い心地にビックリされます。

大方のホームセンターには置いている筈ですので係員に聞いてみてください。